
一般社団法人ヴォイドアーツプロジェクトは、喪失、再生、記憶、対話といったテーマを軸に、現代アートとワークショップの両輪から、社会や個人が抱える「語られにくい経験」と向き合う活動を行っています。
主宰は、現代美術家・映像作家の清水伶。清水は、喪失と再生、沈黙と語り、可視と不可視といった境界を横断しながら、「声なき声」を聞き取る映像インスタレーションを制作してきました。
近年は、自死遺族、身体機能の喪失、差別経験など、社会の中で言葉になりにくい体験を持つ人々へのリサーチを重ね、観客が他者の痛みに触れ、立ち止まるための装置としての作品を発表しています。
ヴォイドアーツプロジェクトでは、作品制作にとどまらず、ワークショップやリサーチ、アーカイブの実践を通して、喪失を「癒す」でも「乗り越える」でもなく、引き受けながら生きていくための思考と対話の場をひらいてきました。
本ワークショップは、そうした芸術実践の延長線上にある試みです。作品鑑賞の外側にある、まだ形になっていない感覚や言葉を、参加者自身の時間として確かめる場として構成されています。
【清水 伶さんからの応援メッセージ】
死や喪失は、誰の人生にも突然あらわれます。けれど私たちは、それについて立ち止まり、語り合う時間をほとんど持ってきませんでした。Deathフェスは、悲しみを消費するのではなく、それぞれが抱える死や不在と向き合い直すための、貴重な「場」だと感じています。沈黙も迷いも含めて持ち寄れるこの試みが、社会に静かな変化をもたらすことを願っています。