生の先に誰にも訪れるその日。悲しみの中にも少しでも彩りを添えられるよう2wayエターナルベール©、2wayエターナルターバン©、等の展示、試着、販売、オーダー受注などをさせて頂きます。
作品と特徴
Deathfes25で初めてお披露目させて頂く作品の特徴は何れも上品さや愛らしさをテーマに、葬送用と介護中を含めた日常用の2way仕様となっています。デザインは何れもオリジナルで、一針一縫い、丁寧に手づくりでお創りさせて頂いています。
‘その日その時’を迎えられた女性が自ずとまとう尊厳や品格、やさしさ美しさをより高め、その方らしい最期の装いの助けになればと思っています。
片や、より良く生きることも大切なことは言うまでもありません。そこで介護中や日常のオシャレにも使えるよう一寸した工夫を施し、販売方法も考えてみました。
もう1つ、弔事用の作品として、昨年初めから手掛け好評を頂いている布製のリバーシブルベレーをこの度、’2wayベレーRiN’© に改め、サンプル展示、ご注文も受けさせて頂きます。
この機会に是非お手にとって頂き、ご試着やご意見等頂ければとても嬉しく思います。
©手づくり帽子母時間
https://www.instagram.com/hat_hahajikan/
帽子創作〜Deathfes参加への道
母の介護を約10年、亡くなってから12年超になります。
介護とは、道なき道を本人にとって少しでも良い方向に最期まで生き抜いて貰う為のライフロードづくり、それをサポートする、クリエイティブな心と思考の作用との持論のもと、毎日必死に取り組みました。悲しいかな、やがて’その日その時’は人知を超え思わぬ時に訪れました。棺には編み物好きだったので沢山の毛糸や思い出の品も一杯に入れました。
最後に入れたのは、ある日介護ロスにならないよう思い立って時間を工夫して習い始めた帽子。教室で、初めて先生に褒めて貰いデーサービスにも被って行った思い出のある作品でした。私の帽子つくりはそんな風に始まりました。若い頃から帽子は大好きだったけど、つくり手側になるとは夢々思っていませんでした。母がくれた時間と思ってブランド名にしました。
これまでの創作活動からエレガンスターバンというオリジナル作品も生まれていますが、いつしかそれをアレンジして、女性の最期の時を彩れるような展開もできれば、との思いを抱き始めました。そして数年が経とうとしていました。
たまたまSNSでDeathfesを知りました。自身の最期も考えなくてはならない年齢になり、帽子創作活動でもやり残しは避けたい、そんな思いを形にする絶好の機会と応募させて頂き、願い叶って参加させて頂ける運びとなりました。
会場のヒカリエ(元は東急系映画館等)も個人的にとても縁の深い場所で、何か導かれているようにも感じています。死生感を多角的に深く、そして現代風に網羅するDeathfesに感謝し、自身も勉強させて頂きたく思っています。



