新葬礼製作所はアーティストである三宅哲平が、現代の死者の存在の表現として新たな自宅用墓碑を提案するプロジェクト。
その特徴は「真空ガラス器のアルカリ性土壌にご遺骨を埋葬する」というもの。骨が化石化する過程に着想を得たこの方法は、骨の溶解を一時停止させ保存し、「見えない限りにおいて存在する」という状態とすることで、死者を過去の記憶から想像によって変化する存在へと昇華します。
それを「共養具」と名付け、個人化する超長寿社会の中で、共に変化する存在として死者を生活の中に位置付けます。
本展示では過去に製作した共養具を展示致します。